渡邊和哉選手がうれしい初優勝

渡邊和哉選手が
異次元の4キロオーバーで完全制覇

全56名のツワモノたちがひしめき、一歩も譲らないデッドヒートが繰り広げられたSTAGE 2 Raid Japan CUP。
台風の影響を受けてワンデイ決戦となったこの日、霞ヶ浦水系の「最適解」を完全に掌握していたのが、王者に輝いた渡邊和哉選手だった。

前日の大雨と強風によるタフコンディションが予想されるなか、渡邊選手だけはまるで水中のバスの動きがすべて見えているかのような、別次元の展開を見せた。
プレッシャーを排し、的確なエリア選択とルアーローテーション、さらにコ・アングラーの青柳暢選手との絶妙なコンビネーションで、次々とグッドサイズを手中に収めることに成功した。

渡邊選手が主戦場に選んだのは利根川。
カバーのアウトサイドはタニーフロッグ、インサイドはクリオネックスを使い分けるという、プラクティスから好感触を得ていたパターンを実践し、3本・4,150gという圧巻のスコアを叩き出し、うれしい初優勝を飾った。

僅差の2位
しかしAOYレースは首位に

わずか175g差で2位となったのは藤田夏輝選手。
絶大な信頼を寄せるキングジミーヘンジを駆使し、猛烈な追い上げを見せるもわずかに届かず。
しかしこの結果を受けて年間ランキングで首位に立った。

ディフェンディングチャンピオンの貫禄
STAGE 1の雪辱を果たすには十分の一本

ライブ配信中、最も沸き立った瞬間と評しても過言ではないワンシーン。
それは昨年のAOYを獲得した江尻悠真選手がスマートスケールに登録した、1,860gの一本だった。

江尻選手の経験と実績がもたらした西浦のカバーに投じた虫系に口を使った超弩級ビッグフィッシュは、タフ化が進み、1kgを超えることすら容易ではない初夏の霞ヶ浦において、高度なスキルと、狂いのないアプローチがあってこそ獲れた一本と言えるだろう。

惜しくもリミットメイクには届かず、トータル2,675gで6位という結果になったものの、この一撃は江尻選手の圧倒的な実力と存在感を、ライバルたち、そしてギャラリーの脳裏に強烈に焼き付けた。

同船者との化学反応
そして己を信じた結果

ボーターと同船し、限られたアプローチの中から答えを導き出さなければならないコ・アングラー。
精神力と適応力が極限まで試されるこの部門を制したのは、青柳暢選手だった。

青柳選手は、ボーターディビジョンを制した渡邊和哉選手と同船。
2フィッシュ、2,990gという驚異的なウエイトを記録し、2位に700g以上の差をつける圧倒的なスコアで、堂々の頂点に輝いた。

ボーターとの見事な化学反応、そして最後まで集中を切らさなかった精神力がもたらした、完璧な勝利と言えるだろう。

いよいよ今シーズンも中盤戦。
11月に開催するMLF Japan WORLD CLASSIC 2026の出場権をかけて、まだまだ目が離せない熱戦が続く。