2025年シーズンの最後を締めくくる、MLF Japan Classic。
年間上位10名のボーターとコ・アングラーだけが出場を許されるという、選ばれしものの戦い。
ここで勝利を収めれば、2026年11月のTOYOTAシリーズチャンピオンシップへの出場権も獲得できる。
ラストバトルにふさわしい、熱戦を制したのは竹内一浩選手だった。
ホームグラウンドで完徹。
MLF Japan開催初年度のクラシックを制したのは、利根川を主戦場にしている竹内一浩選手。
今回のクラシックでも、迷わず利根川へ直行した。
初日は利根川本流の若草大橋より上まで走り、反転流が当たる浅いブッシュの奥にスイムジグを滑り込ませ、先端まで引いてきたところでバイト。

その後、水温が上昇するピーク時に勝負をかけ、ドライブビーバーのリーダーレスダウンショット(10g)で二発追加。


東の風で流すのが早くなってしまうことを避け、上流から下流に向買うボートポジションを取り、ストレッチの中にある窪みを打つという、経験豊富な竹内選手ならではのワザが光った。
2日目は朝から冷たい雨が降り、誰もが苦戦を強いられていた。
しかし竹内選手はそんな状況をものともせず、佐原の消波ブロック帯から釣りをスタート。
テンポよく巻きの展開で流し、要所をドライブビーバーのリーダーレスダウンショット(5g)で打っていくという緩急自在の展開で、貴重なキロフィッシュをキャッチ。

この1匹が結果的に、竹内選手を勝利へと導いた。
AOYレースの借りをクラシックで返す。
レギュラーシーズンは最終戦までトップを走り続けてきた竹内選手。
STAGE 1で優勝を果たした後、安定感抜群の展開を見せ、このまま年間タイトルも手中に収めると思われていた。
しかし、最終戦で江尻悠真選手に逆転を許し、手の内からタイトルがこぼれ落ちてしまった。
奇しくもこのクラシックでも、江尻選手とのデッドヒートを繰り広げることとなり、「若くて才能がある江尻選手に、またやられたか」と思っていたと語った竹内選手。
結果、年間優勝争いの悔しさを、クラシックで返す形となった。

STAGE 1とクラシック、最初と最後を勝つという出来すぎの一年だった、と竹内選手。
以前より釣行日数は減っているものの、効率重視のプラクティスとこれまで培ってきた経験値で勝負したことが結果に繋がったと振り返る。
年間タイトルとクラシックで熾烈な争いを繰り広げた江尻悠真選手と竹内一浩選手が、2026年11月にアメリカで行われるTOYOTAシリーズチャンピオンシップにMLF Japanの代表として出場する。


