伝説のコ・アングラー、復活の狼煙。

ペアで競うMLF Japanでは、艇の成績がコ・アングラーの成績にもなる。
ただし人数の関係でソロ出場の艇もあるため繰り上げがあり、ボーターとコ・アングラーの順位は異なってくる。
では、STAGE 2上位5名のコ・アングラーのコメントを紹介しよう。

5位 中里 太選手(ボーター:安江勇人選手)


初日は安江選手の1本に終わったが、2日目はスピナーベイトやヘビダンでスコアメイク。中里選手もバスをキャッチし、安江選手をバックアップ。最終的にすべて入れ替えられたものの、3,845gで5位入賞を果たした。
「安江選手のゲームの進め方、プランニングなどいろいろ教わり、すごく勉強になりました」

4位 山口浩史選手(ボーター:杉浦政則選手)

初日は小野川、2日目は恋瀬川へ。鉄橋下のゴロタエリアで、杉浦選手がシャッドでキャッチしたことを見て、リズィーで700gクラス。
その後、スリムヤマセンコーのジグヘッドワッキーで1600g。
さらにワッキーティーチャーでもキロフィッシュを追加。
怒涛の追い上げを見せて、初日ゼロからの大躍進を遂げたのだった。
「船の上は終始、最高の雰囲気でした。杉浦選手の判断力はさすが、プロでした」

3位 白木大介選手(ボーター:郡司潤選手)

スコアに貢献はできなかったものの、フロントでサイトフィッシングを展開する郡司選手のバックアップを心がけ、ノーシンカーやバックスライドでフォローしていったという。
「郡司選手は個性的であることは間違いない。でも、本当にうまいな、と思いました」

2位 岩沼彰人選手(ボーター:高木典之選手)

初日は岩沼選手の1本・1,350gで折り返した。2日目はパラダイスを見つけて爆発。
岩沼選手は9割方を撃ちに徹し、ブレーバーⅡやファットウィップを用いて、945gをキャッチするなど、十分な働きを見せた。
「本当に魚の探し方がうまくて、シンプルに釣りを楽しませてもらいました。ありがとうございました」

優勝 並木勇人選手(ボーター:小野将大選手)

ボーター部門を制した小野選手と2日間、北浦へ。伝説の最強コ・アングラーと称されていた並木選手だが「それは一昨年までの話」。昨年は「らしい」活躍ができなかったと振り返るが、今回は初日に815g、2日目は565gをキャッチし、小野選手の優勝を後押しした。
「北浦をこんなに細かく知っているのかと驚きでした。移動してだいたい一投目で釣っているのも知っているからこそ。本当に勉強になりました」