MLF Japanボーター登録選手による不正行為発覚のお知らせ

MLF Japanイベントおよびその前身であるBMCトーナメント(以下、BMC)におきまして、ボーター登録選手である郡司潤(以下、当該選手)による不正行為が発覚しましたのでお知らせいたします。

MLF Japanでは本件を厳粛に受け止め、主催イベントでの不正撲滅を進めるとともに、必要な対応を行ってまいります。

1. 不正行為の概要
2025年8月31日、MLF Japanに出場している選手より、不正行為についての告発を受けました。
その内容をもとにMLF Japanオフィシャルで調査をしたところ、その告発に異論がないことが認められました。
告発に基づく不正行為とは以下になります。

① 規定のデジタルスケールに付属しているフックに魚を吊るす際、表示されるウエイトは当該選手しか見られない状態になっている
② 表示された魚の重量を写真に収める直前まで自身の手で魚を下方向に抑え、重量を加算する
③ スマホ(カメラ)を構えているペアの選手がシャッターを切るタイミングを、「3、2、1、ハイ」とカウントダウンの声を出して指示する
④ 抑えていた手を離したあと、本来の重量が表示されるまでのタイムラグがあるが、カウントダウンでシャッターを切るタイミングを指示しているため、加算された重量が写真に収まる

一連の行為にて加算された重量を申告し、虚偽の成績を得ていたことが判明しました。これらに類する行為が複数回、行われていることも確認しております。

一例として、2024年11月16〜17日に開催しましたBMCクラシックでは、告発どおりの行為が行われていることが映像から確認できています。
また、MLF Japanレギュレーションでは「諸事情により単独出場となった場合、上記に基づく申請を行った後、魚を持った状態で5秒間、艇に備え付けたカメラにスコア(デジタルスケールに表示されたウエイト)を見せること」と定めているにもかかわらず、2025年6月14日・15日に開催しましたMLF Japan Kasumi BMC Series STAGE 3 HIDEUP CUPでは、無人カメラによるソロ出場となった当該選手は3匹の魚をキャッチしているものの、一度もカメラにスコアを見せることはなく、検量シーンはすべてカメラに背を向けた状態で行われていたことも調査により判明しています。

2. 今後の対応
当該選手の過去の成績を抹消するとともに、これまでに得た賞金については全額返金を求めます。また、これにより損害を受けた選手には、本来得られるはずであった賞金の差額について保証いたします。

さらに今後のイベントでは再発防止を前提に、釣り上げた魚の計測および申告方法を見直すとともに参加選手への通達と徹底を行います。

スポンサー各位、ファンの皆様、そして参加選手を含む関係者の方々には多大なご迷惑とご心配をおかけすることを深くお詫び申し上げます。

今後も「クリーンでフェアなトーナメントの開催」を目指し、精進してまいります。

なお、本件の詳細につきましては、進展があり次第、改めてご報告いたします。

2025年9月9日
MLF Japan
CEO 加藤栄作